「うつぶせ寝ゼロ」が当たり前の文化に。
保育士の心理的負担を解消し、園児に愛される見守りサービス
導入のポイント
# 目的
言葉による「うつぶせ寝」指導の限界と現場との摩擦を解消し、盤石な安全管理体制を築くため。
# 成果
導入2年で「うつぶせ寝をさせない」文化が定着。
客観的な基準ができたことで職場環境が改善し、採用コストの削減や入園希望者の増加にも直結した。
# 決め手
研究段階から実証された圧倒的な検知精度と、ネットワークの不調まで察知する手厚いサポート体制。
にじのそら保育園 芝浦
https://hikari-kai.com/nijinosora/
都道府県:東京都
導入の背景:友人の悲しい経験を、二度と繰り返さないために
——どういった経緯で導入を決められたのでしょうか?
当時の園長(現理事長)には、友人がお子さんを「うつぶせ寝」で亡くしたという悲しい経験があり、園の安全性には人一倍のこだわりを持っていました。 しかし、事故の経験がない保育士にとっては「仰向けに直すと赤ちゃんが泣いてしまう」といった抵抗感もあり、言葉での指導だけでは現場との関係がギスギスしてしまうこともありました。そんな時、大学の研究から始まった「hana-an®」のプロジェクトを知り、保育界全体の進歩に繋がればという思いで研究に参加、サービス化された時点ですぐに導入を決めました。
信頼の理由:「ネットの不調」まで見抜く、手厚いアフターケア
——hana-an®を選んだ理由や、使い心地はいかがですか?
研究段階から関わっていたので、不安は全くありませんでした(笑)。実際に導入して驚いたのは、アフターケアの細やかさです。リケナリシスさんはネットワークの不調や通信の乱れまで検知して教えてくれました。自分たちでは気づけない部分まで見守ってくれる安心感は、他には代えがたいですね。
現場への浸透:2歳児が「カメラさんのために」仰向けで寝る
——現場への浸透で、印象的なエピソードはありますか?
一番驚いたのは子どもたちの反応です。導入初日に2歳児さんが**「カメラさんがかわいそうだから、今日から上を向いて寝てあげる」**と言い出したんです。それまでうつぶせ寝でしか眠れなかった子が、一生懸命仰向けで寝ようとする姿には、涙が出そうになりました。今では「カメラさん」は園の日常に欠かせない存在です。
導入の成果:現場と経営、両面に現れた「3つの変化」
1. 「うつぶせ寝」をさせない文化の定着
導入から2年、今では園内に「うつぶせ寝」で寝かせる保育士は一人もいなくなりました。 精度の高さに驚いた出来事があります。ある時、保育士が園児の真横で絵本の読み聞かせをしていました。園児は頬杖をついてうつ伏せで本を見ていたのですが、その子が寝落ちした瞬間をAIが検知してアラートが鳴ったんです。「まさか真横に先生がいても検知するなんて」と、安全管理の精度が格段に上がったことを実感しました。
2. 指導のストレスから解放され、職場環境が改善
以前は園長が「うつぶせ寝にしないで」と何度も注意しなければならず、現場に緊張感がありました。現在はhana-an®が「客観的な基準」となったことで無駄な摩擦が消え、職場環境が劇的に良くなりました。アラートが鳴る前に先回りして対応する習慣が定着し、保育士自身の意識もより高度に進化しています。
3. 「最新の投資」がもたらした採用力と集客力
「保育士のために投資をする園」という姿勢が、採用面で大きな武器になっています。良い人材が集まるようになった結果、高額な人材派遣に頼る必要がなくなり、確かなコスト削減に繋がりました。 また、この取り組みを知った保護者の方から「安心できるから一時預かりをお願いしたい」と指名をいただき、翌年度の入園に繋がったケースもあります。
【編集後記:リケナリシスより】
理事長の安全に対する強い信念が、「個人の努力」を超え、園全体の「文化」へと昇華されている姿が印象的でした。
AIによる「監視」ではなく、保育に専念するための「安全のインフラ」として機能していること。
また、今回お話を伺う中で、「システムが動いているだけでなく、稼働状況を常に技術チームが気にかけてくれていることで、他社とは違う安心感がある」という身に余る評価をいただきました。
ICTツールは導入して終わりではありません。現場で先生が困った時、あるいはネット環境などの予期せぬトラブルが起きた時、誰よりも早く気づき、寄り添えるパートナーでありたい。
今回のインタビューを通じ、先進的な安全管理のあり方と、私たちが提供すべき「安心」の本質を改めて学ばせていただきました。

